忍者ブログ
一個人の自己満ブログサイト女性向きの為、BL・801要素が殆どです。苦手な方はご注意ください。 初めての方はカテゴリーの「ご案内」にある「初めに。」の記事をお読みくださいませ。 取扱ジャンルは、DRRR!!/臨帝中心・帝人受けです。 また、各関連企業様、出版社様、原作者様とは、一切関係ございません。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今週のみかど君は本当、何と言っても可愛かったですvv始終ニヤケっぱなしでした。
そして、うざいぞ、ウザヤさん(褒め言葉)
セルティーとみかど君の会話にときめきました(笑)
そして、押倒されたみかど君が美味しいと思った自分に、万歳(変態;)


つか、何故か変にパロとか書きたくなるのは何故だろう・・・(関係有りません)


取り乱して申し訳ありませんでした!!


えっと、ホワイトデーネタは、時効過ぎてからになるかと思いますが頑張って書きます。後、みかど君のお誕生日も。
ホワイトデーはウザヤさんおんりーになるかも知れません。予定は未定ですが。


後、ネタまとめを一回して置こうかなあ・・・じゃないと、頭が混乱しそうです(何故;)
他のジャンルと一緒だとこんがらがってきます(笑)いっそうの事、Wパロしちゃおうかなあ・・・(止めなさい)

独り言でスミマセンでした。



今回は、無性に何故か幽→帝を書きたくなったので、本能のままに書いてみました。
幽の口調が今一掴めてないので、誰だよって感じになっています;
偽物臭さ全開で宜しければ、見て下さいませ。






陽だまりの下の、偶然




「「あ、」」
出くわしたのは、もはや偶然。お互いに零した最も短い単語。そして、動けないまま数秒、先に口を開いたのは帝人の方だった。
「えっと、静雄さんの弟さんの・・・幽さん?」
あまり驚く様も無く、小首を傾げ確かめる口調で尋ねる。
その疑問系な言葉に、苦笑が零れた。
何度も出くわしていないのだから、致し方ない。だが、何故か残念に思えた。
「有ってる。」
「そっか、良かった。」
ほっと胸を撫で下ろす仕草に何故か目を離さない。いや、離せなかった。
ごく一般的な青年だというのに、何を見る必要があるのだろうか。モデル等何か秀でている者ならまだしも、ただの、高校生。

そう、自分の兄と親しい、高校生。

「あの?」
どうやら凝視していたらしい。視線に戸惑った帝人は躊躇いがちに声を掛けると、何でも無いと、素っ気無い声が返ってきた。
自分でも思うが、あんまりだったか。
返事した後になって、後悔が押し寄せて来た。

気まずいまま、お互いの間に妙な空気が流れた。
ざわつく喧騒は二人を何も無いふうに素通りしていく。片や有名人だというのに誰も気付かないこの状況に、帝人の心中で少し可笑しさが込み上げる。
そして、ふと目の前の人の表情を盗み見た。

「お疲れ、ですか?」
不意に出た言葉に帝人自身驚いた。同じ様に驚いた相手に、慌てて言い繕い始めた。
「あ、えっとですね・・・その、何て言えば良いのかな?眉間に、皺寄ってますよ?」
「眉間?」
突如言われた言葉に怪訝そうな目を向けつつ、自分の指を指摘された部分へと持っていく。
何となく、強張っているというか、寄せている感じがした。
難しい顔を出せば、余程可笑しかったのか含み笑いを浮かべていた。若干不機嫌の色を乗せて帝人を見遣れば、慌てて謝って来た。
「ご、ごめんなさい!つい、静雄さんに似ているなあって思ったら、可笑しくて。笑ってごめんなさい。」
「いや、別に」
ちくり、何かが刺さる。
何だろう。分からない事だらけになりそうだった。
「でも、本当疲れていません?顔色悪そうですし。」
お仕事、忙しそうですもんね。
気遣い覗き込む顔。黒い大きな瞳に映る自分自身の姿が揺らめいた。

刹那、腕が伸びた。

気が付けば、小柄な体がすっぽりと腕の中に納まっていた。
傍から見ればなんて可笑しな光景だと、滑稽だと鼻で笑うだろう。しかし、そんな事柄にも目も暮れず、己の行為に必死になっている。
その状況に助かったと内心で思った。

「ど、どうしたんですか?」
狼狽する声が、酷く可笑しさを誘った。気付かない内に笑みが刻まれて行った。
「ゆ、幽さん?」
「糖分補給。」
するりと出て来た答え。
たぶん、きっと癒されたかったんだろうか、自分は。
風に乗せて運ばれる、腕の中の清らかな匂いにほくそ笑んだ。
「糖分補給って・・・やっぱり、お疲れなんですか?」
背中をぎこちなく撫でる仕草を甘んじて受け入れら、多分と答えれば、くすりと笑んだ。
「やっぱり。でも・・・本当同じですね、静雄さんと。」
「え?」
「やっぱり、兄弟ですね。」

何となく、つまらない。何でかは分からないが、すっきりしない。
だから、誤魔化す様に力を込めた。うわ、と小さな悲鳴が上がり少しだけ満足した。
そして、何も無かったかのようにそっと離した。

名残惜しいと思ったのは、気のせいだ。そう繰り返した。それを振り切る為に帝人に背を向けた。

「じゃあ、これで。」
「え?あ、はい、また!」

また。
それは、次も会えるということだろうか。問いかけても答えは出ないまま。

「そうだね、また、帝人君。」

小さな声は、帝人の笑顔を誘った。


それは、ある日の昼下がり。ちょっとした、逢瀬。

***
ラブコメにもならないですねorz

拍手[4回]

PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
くれぐれも、仕掛けにご注意を HOME 終わり無いモノローグ
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
ちぃろろ
性別:
女性
自己紹介:
まさかのこのじゃんるにハマり中。
みかどくん大好きです。

今までにないじゃんるに戸惑いながらも、妄想に突っ走っています。
最新コメント
[02/10 SeNe]