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一個人の自己満ブログサイト女性向きの為、BL・801要素が殆どです。苦手な方はご注意ください。 初めての方はカテゴリーの「ご案内」にある「初めに。」の記事をお読みくださいませ。 取扱ジャンルは、DRRR!!/臨帝中心・帝人受けです。 また、各関連企業様、出版社様、原作者様とは、一切関係ございません。
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えっと、本当は月曜日にあげようと思ったのですが無理でした;
無計画は駄目ですね、本当(笑)

今回は、狩沢さん、遊馬崎さん、門田さんの三人でお祝いです。門田さん初書きです。
この三人は・・・今一口調とかが掴めていないので、偽物になっている可能性が大です。

因みにCP要素は薄いですが、帝←門、遊、狩の皆の一方通行です。ただ、遊、狩の二人に関しては本当に要素は薄いです。

意外に長くなったので、カットしました・・・が限界でした(おい;)
無駄に長くてスミマセン!


誕生日の時効はとっくに過ぎてますが、次のに取りかかります(笑)


+3/27追記+
スミマセン、今更ながらとんでもない間違いに気付いたので、変更しています。
気付くのが遅過ぎてスミマセンorz




道端小休止

=誕生日SS 遊&狩&門 編=


ふらり、と目的無く一人で歩いていた時だった。
「お、帝人っち発見ー!!」
「あ、狩沢さん、遊馬崎さん、門田さん、こんにちわ。」
「やあ。」
「よう、」
軽く会釈した先に、珍しい三人組が居た。
珍しい遭遇に三人(と言っても、殆ど門田を除いた二人だが)はこれ幸いにと帝人に迫り、付け入る隙を与えぬ勢いで言い包めあれよあれよと言う間に拉致に成功した。

そして、現在、とても珍しい組み合わせの中に居た。

何か様があるのかと聞いたが、特に何も無いらしく、ただ一人で居たから暇そうだから誘ったのだと狩沢が暴露した。
それって、暇潰し用員って事じゃあ・・・。とは、心中で突っ込みを入れながらも表向きでは愛想笑で誤魔化した、帝人であった。それでも、居ずらいとは思えず寧ろ、狩沢と遊馬崎による話題は尽きなかったので、十分に打ち解けられた。
若干、怒涛の質問攻めには戸惑いを覚えたが、一歩後ろで傍観していた門田助
け舟を出し てくれていた。なので、数十秒前のつまらなさが嘘の様に純粋に楽しめた。


だから、なのだろうか。不意に、そう、無意識の内に言葉が声になっていたのは。

「幸せって、何だと思いますか?」

するりと零れた言葉に、帝人自身が驚き口元を慌てて抑えた。そして、気まずそうに視線を彷徨わせそろりと三人の様子を伺う。思った通りに、キョトンとした表情の二人とやや後ろ側で意味を掴みあぐね訝しむ一人の視線が突き刺さった。
「どうかしたんすか?」
「なになに、何か悩み?」
「い、いえ!!何ていうか、そのおー」
ずずいっと迫って来る二人に慌てて手を振り、言葉を探す。狼狽した後、閃いた言葉を足早に口にした。
「ただのじょーだん、ですよ。」
苦し紛れの言い分に、多分納得してくれないだろうと頭の何処かで思いながらこっそりと苦笑した。ただ、軽く流してもらえればそれでいいと思った。

自分自身でも何故、この言葉が出てきたのか分からなかった。ただ、目の前の楽しそうな雰囲気に口が動いた。
問いかけたくなったのだろうか。

応えは、沈んだまま。

周りの喧騒が強調して主張する。耳鳴りが頭を締め付けた。


「んー、それってさ、それぞれじゃない?」

不意に出てきた、言葉が帝人の耳を擽った。まさか、帰ってくるとは思わずキョトンとした表情で声の主の方を見遣る。視線を受けた狩沢は決まりが悪そうに頬を掻いて、口を開いた。
「えっと、幸せって答え。」
「その幸せは人それぞれ違うって事、ですか?」
言葉を紡ぎながらも、何となく口に馴染んでいく感覚を帝人は覚えた。
「そう言う事!・・・出しゃばり過ぎちゃったかな?」
「いいえ!!そんな事は無いです!!全然!」
「あはは、帝人君困っちゃってるっすよ。苛めちゃ駄目じゃないっすか?」
「えええ、だって可愛いんだから良いじゃない!!可愛い子は苛めたくなるって言うし。」
「言い訳にしか聞こえないっすよ。」
「そう言ってて、嫉妬?」
「あ、あの・・・」
二人の何時ものじゃれ合いの様な言い合いを目の前に、帝人はうろたえた。
どうしよう。
一歩後ろから傍観している門田へと助けを求めたが、ただ肩を竦めただけだった。
「ええっとお」
いよいよ困り果て遠慮がちにかけた声に敏感に反応した二人は、一斉に帝人向
き直った。
その息の合った様に、目を白黒させた。
「つまりはね、自分が幸せだと感じたら、幸せ、って事だよ。」
「そうそう、大量に本を買い漁るのは最高の至福っすよ。」
「新巻に囲まれた時の快感、正しく紙幅の時だね。」
「あの、それって・・・」
うっとりと自分の世界に入り込んでしまった二人は、帝人の声は届かなかった。
そんな様子に門田は軽く溜息を吐き、会話の輪に入るべく足を進めた。
「まあ、理解出来なくて当たり前だからな。」
「はあ・・・」
僕には、ちょっと分からないかも。
頬を掻きながら、趣味の話に花を咲かせている二人を見て苦笑した。それでも、ほんの少し羨望の眼差しを向けた。帝人の和らいだ表情を、見下ろす位置に居た門田はばっちりと捉えていた。そして、ふと目元を和らげると二人へと視線を向
ける。

「俺はこいつ等と一緒に騒いぐのが、一番であるように、それぞれ感じる幸せは違うんだよ。ま、一緒だったらそれは嬉しい限りだろうけどな。」
「門田さん。」
「要は、仲間が居れば幸せだって事だ。ま、面と向かって言えねえけど。」
苦笑いをする門田を見て、確かに恥ずかしくて言いずらいだろうなあと笑った。
それでも、見上げる先の目元の柔らかさから、本当の幸せだと感じ取った。
「お前も、違っても構わないと思えるんじゃないのか?」
そんな自分の幸せが。
「そう、ですね・・・そうだな、うん。」
そうだと、良いな。
ふと微笑み小さく呟いた声が、風に掻き消され隣まで届かなかった。それでも帝
人にとっては、どうでも良かった。

ただの、独り言なのだから。

「あ、それ私もだからね、ドタチン!!」
「右に同じくっす!!」
「おい、お前等!!」
会話を聞いていたらしい二人が、勢いよく手を上げて賛同する。まさか聞かれているとは思っておらず、門田は羞恥で紅潮させながら、声を荒げた。そんな三人の様子に、仲がいいんだなあと可笑しそうに忍び笑いをする。
帝人の笑い声に、ばつが悪そうに顔を背けた。その様に二人はケラケラと笑い声を上げる。

三人の明るい雰囲気に、何となく、心が軽くなった気がした。

「有難う・・・」


「有難う御座います。狩沢さん、遊馬崎さん、門田さん。」
ふわり、花が綻ぶ笑顔に、見惚れながらも三者三様の返事を返した。そして。


「「「帝人君(竜ヶ峰)、お誕生日、おめでとう!!」」」

揃えられた言葉に、とびっきりの笑顔を覗かせた。


幸せの時間は、まだ始まったばかり。

***
不完全燃焼orz
尻切れトンボで申し訳ありません!

+3/27追記+
こっそりと、変更しています。可笑しいなあと思って良く見たら、結構な間違いを犯してしまってました;
本当にスミマセンorz

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