一個人の自己満ブログサイト女性向きの為、BL・801要素が殆どです。苦手な方はご注意ください。
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取扱ジャンルは、DRRR!!/臨帝中心・帝人受けです。
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拍手してくださった方、本当に有難う御座います。
そして、
帝人君、誕生日おめでとおお!!!
夜中から朝方にかけてかなり荒れ模様でしたが、晴れて良かったです。本当、一時期風が強すぎてビビッてました(笑)
今日は、何とか一つ目は出来上がったのでUPします。
後はまだ書けていないので、追々書いていきます。遅くてスミマセン;
CP要素は無いです。微妙に正→帝←杏かも知れません。
ただ、来良の三人組みでお祝いして欲しいなあと思って書きました。杏里ちゃん初だったので、多少可笑しいかと思います。スミマセン。
因みに、誕生日の話はシリーズっぽく続けています。なので、内容を似せています。
・・・何でこうしたのか、今更になって首を絞めています(笑)しかも何か誕生日っぽくないしorz
兎に角、頑張ります!帝人君の愛のために(うざいって)
取り乱して失礼しました。
そして、
帝人君、誕生日おめでとおお!!!
夜中から朝方にかけてかなり荒れ模様でしたが、晴れて良かったです。本当、一時期風が強すぎてビビッてました(笑)
今日は、何とか一つ目は出来上がったのでUPします。
後はまだ書けていないので、追々書いていきます。遅くてスミマセン;
CP要素は無いです。微妙に正→帝←杏かも知れません。
ただ、来良の三人組みでお祝いして欲しいなあと思って書きました。杏里ちゃん初だったので、多少可笑しいかと思います。スミマセン。
因みに、誕生日の話はシリーズっぽく続けています。なので、内容を似せています。
・・・何でこうしたのか、今更になって首を絞めています(笑)しかも何か誕生日っぽくないしorz
兎に角、頑張ります!帝人君の愛のために(うざいって)
取り乱して失礼しました。
教えて、その答えを
=誕生日SS 正&杏 編=
「幸せって、何だろう。」
窓辺に肘を付いてぼんやりと、呟く声。その音に呼ばれる様に横に居た人物は顔を向けた。
「ん?どうかしたのか、アンニュイになって。青春真っ盛りを謳歌ってか?」
若いって素晴らしいなー、等と余計な御託を並べ始めた彼の言葉を尻目に、顔を引き攣らせた。そして溜息一つ。
「・・・あー、聞いた僕が悪かったよ。忘れて。」
「何遠慮してんだよ、この俺が相談に乗るぜ?」
「いや、遠慮してないし。寧ろ、無視してお願い。こっちの冗談だから。」
要らぬお節介に必死になって、片手を振って断りを入れる。が、彼は遠慮と取ったらしく、腕を組んで思案し始める始末。
コレは何を言っても駄目だ、諦めてくれるのを待つしかないか。
チラリと様子を見、溜息を吐きながら早くこちらへ戻ってこいと願った。が、その願いは違う形として現れたのだった。
「人それぞれじゃないか。」
急に言われた言葉に、弾かれた様に振り返り目を瞬かせた。
「え?」
「幸せの基準ってさ、人それぞれって話。」
まさか、本気の答えが返って来るとは夢にも思わず、驚愕で一杯になる。そんな反応に気を良くしたのか、ふっと笑うと窓辺を背に凭れ掛った。そのまま空を仰ぎ見ると、青空の中に真っ逆様の雲がいくつも浮かんでいた。
「持っている感覚が違えば、感じ取る事柄だって微妙に違ってくるもんだろ?」
「・・・どういう事。」
訝しむ視線に、例えばと言って空に向かって指を差す。その方角へと視線を流す。
「この空、見てどう思った?」
「どうって・・・そりゃあ、青いよね。」
「そう、青い。でも、この俺にとっては、ああ、何て青い空。こんな色は希望に繋がっているのかと思うと疼きが止まらない、と劇的な感情を齎したのだ!」
ボーイズミーアンビシャスだー、と芝居掛かった台詞回しに白けた視線を向けた。
「な、何だよ、その変な顔は。」
「いや・・・紀田君って、偶には真面目に考える事も有るんだなあと、思って。」
ちょっと吃驚、と高揚の籠もって無い棒読みの言葉を投げかけた。
「な、失礼な奴だな。帝人!!」
「自分の普段の行動を見て言ったらどう?」
「帝人が、冷たい。」
「いじけるのは勝手だけど、ジメジメの湿気をこっちまで振りまかないでよね。」
隣で凹む姿に溜息を付き、もう一度空を仰ぐ。
実はかなりさっきの言葉に驚いたのは、内緒。そこまで考えている友人に、尊敬の念を少しだけ抱いた。
開けっぱなしの窓から入って来た風が、カーテンを揺らす。
「ま、俺は友人とひいては、帝人と一緒が一番の幸せだけどな。」
早い立ち直りと思う間もなく、言われた言葉に瞠目した。真っ直ぐな視線に、胸が騒いだ。
「あ、ありがとう。」
「帝人は?」
「ぼく、は・・・」
突如話を振られ、咄嗟の言葉も出てこず狼狽した。
何で言葉に詰まっているのだろう。言えない口が酷くもどかしく感じ、悔しさで視線をふいっと背けた。
二人の間に妙な沈黙が流れた。
その時、思わぬ助け舟が出された。
「私も、竜ヶ峰君と居るととても楽しいです。」
割って入って来た第三者の声。二人の視線が注がれる。一気に視線を受けた少女は一瞬たじろぎながらも、驚きの色を露わにしている帝人へと向き直った。少女の名前を呟くと、ふっと笑みを浮かべた。
そして、自分の伝える事を言うべく、言葉を続けた。
「だから、竜ヶ峰君が声に出さなくても、良いです。ちゃんと分かっていますから。竜ヶ峰君が、私達を大事になさっている気持ちが。」
「園原さん。」
呟く声と共に、次第に柔和になっていく雰囲気。空気が柔らかくなっていくのが手にとって分かった。
「そうそう、そう言う事だ、帝人。」
「紀田君は言って無いじゃん。調子良いんだから。」
ここぞとばかりに発言する彼に対し、呆れ口調だが、まんざらでは無い表情を示した。
三人はどちらにともなく、一斉に小さく笑った。明るくなる教室の中にある、軽やかで楽しそうな笑い声。
そして。
「帝人誕生日おめでとー。」
「竜ヶ峰君、誕生日おめでとう御座います。」
「・・・ありがとう。二人共。」
揃えられた祝辞に驚き、ゆっくりとはにかんだ。
それは、少し、特別な、日。
***
ほのぼのな三人が好きです。
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