一個人の自己満ブログサイト女性向きの為、BL・801要素が殆どです。苦手な方はご注意ください。
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取扱ジャンルは、DRRR!!/臨帝中心・帝人受けです。
また、各関連企業様、出版社様、原作者様とは、一切関係ございません。
ばれんたいんネタです。
ありがち過ぎるネタでスミマセンorz
もっと捻ろうと思ったのですが・・・眠気が酷く限界でした。
この話は、臨帝です。微妙に糖分あります(笑)
珍しく、臨也さんが報われています(ひど)
少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。
ありがち過ぎるネタでスミマセンorz
もっと捻ろうと思ったのですが・・・眠気が酷く限界でした。
この話は、臨帝です。微妙に糖分あります(笑)
珍しく、臨也さんが報われています(ひど)
少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。
時効にご注意を
何事にも気を配り、常に周りに対し注意を払っていろ。
誰かが、教えてくれた気がした。
が、その例外もあるのもまた事実なんだと、つくづく思い知った。
目の前の人物を目の当たりにして。
「やあ。」
「・・・。」
こんな時、外を出歩かない方が良かったと後悔する。しかも、遠く離れていたのにわざわざ見付けてくれる。
見逃してくれれば良いものを。
もう、現実逃避、しても良いですか?
思わず頭を抱えたくなる。
ニヤニヤと薄ら笑いを浮かべる相手を一瞥して、決心する。
こういう時は逃げるに限る!!
反転させて足を動かそうとした、が、その前に絶妙なタイミングで掛けられる声。
「何で、人を見た途端逃げようとするのかなあ?帝人くん」
「気のせいですよ!ただ用事を急に思い出しただけなのでっ!」
引き攣りそうになる頬を必死に抑え、誤魔化し笑いで去ろうと試みる。
「その割には焦って無い?」
とっても分かりやすく顔に書いてあるよねえ?なんて、にんまりと笑われる。しかも、ご丁寧に首根っこを掴んで、捕まえた、と楽しそうな声を出す。
それは、逃亡に終止符を打たれた合図。
「か、確信犯っ」
「何とでも?」
「こんの、コンジョー悪!」
「帝人君?口悪いよー、臨也くんしょっくう。」
睨み返しても、飄々としたままで最後にはわざとらしく傷付いた声を出す。
瞬間、吐き気。
「きもっ!」
大体、ショックなのはこっちの方だ!!
そう講義しようとして、向こう側から先手を打たれた。
「それよりも。」
ずいっと寄って来た顔に若干後退りた。
「な、なんですかっ」
企んでいるのが、ありありと分かる表情に嫌な予感が過ぎる。過ぎるだけだったら良いが、この場合は大抵は当たる。
凄く残念なことに。
そして、その予感はまた見事に的中してしまった。悲しいことに。
「何か、言う事無い?」
「アリマセン。」
「じゃあ、何か渡すものは?」
「アリマセン。」
「芸が無いなあ、帝人君。まあそんな所も良いけどね。」
本当に無いんだから仕方が無いだろう。そんな事を口には出さないけど。
涼しげに肩を竦めた相手が次に取った行動に、目が点になった。
それは、くれとばかりに主張している掌。
「その手は何ですか?」
ああ、頭痛が増してきた。
「ん?分からない?世の中では今聖バレンタインっていうイベントだよね?」
やっぱり、来たか。分かりきった答えに、しかしと反撃を仕掛ける。
「でも、もう終わってます。」
終わっていたら時効なのだから、義務も無い。
そうきっぱり言い放った。
でも、相手は一筋縄ではいかない、ちゃっかりした相手だったのをすっかり忘れていた。
「いやいや、所が残念ながら帝人君、まだ日付は変わって無いんだよ。」
「え、ウソっ!!」
告げられた事実に慌てて携帯の時計を見る。
「あ・・・本当だ。」
23:55回ってるけど、まだ変わって無かった。
それは、僕にとってとても、残酷な事実でした。
「でも、もう変わるじゃないですか。そんな、変わらないじゃないですかっ」
「でも、実際にはまだだよ?」
「う、あ、そ、それは・・・」
認めたくない。それが事実だとしても、この人相手だったら。
が、逃げたら何を要求してくるか分かったモノでは無い。
それに・・・。
周りが煩く言うから、仕方なく購入した。勿論、友達やお世話になっている人達にあげるついでに。
仕方が無いから、ポケットに手を忍ばせて取り出そうとした。
「じゃあ、遠慮なく。」
そう言って、目の前の人物はこれ以上にない笑顔で近付き。
クチビルに触れた。掠め取られるだけの、子供じみた触れ合いの様に。
「ジャスト、24時。ご馳走様。」
ギリギリセーフだったね、と悪びれも無く笑う。
何か、無性に腹立つのに、
なのに、どうでも良くなってしまう。
「・・・許可なく、何やってるんですか。」
恨みがましく視線を投げかければ、じゃあ了承すればいいのか、と問われ、思わず返答に躊躇している隙にまたやってきた。今度は、ゆっくりと。
拒むのもバカバカしくなって、今度は目を閉じて受け入れた。それに、何だか恥ずかしかった。
強引そうに見えて、優しいこの儀式の様な行為が、実はこっそり気に入ってるんだよなあ。
そう思いながら、ふと硬質な物が指先に触れた。
忘れるな、そう主張している。でも。
結局、ポケットの中の物は当分は渡せそうに無いな。
合間にこっそりと笑った。
***
急いで書いたら、尻切れトンボになりましたorz
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