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一個人の自己満ブログサイト女性向きの為、BL・801要素が殆どです。苦手な方はご注意ください。 初めての方はカテゴリーの「ご案内」にある「初めに。」の記事をお読みくださいませ。 取扱ジャンルは、DRRR!!/臨帝中心・帝人受けです。 また、各関連企業様、出版社様、原作者様とは、一切関係ございません。
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お久しぶりです。
更新が滞ってしまいスミマセンorz

採血されて、ふらんふらんになっています・・・。
何故か、まだ気持ちが悪い。


かなり過ぎ去ったのですが、誕生日ネタの続きが出来たのでUPさせて頂きます。
今日は静雄さん編です。
彼の口調が今一掴みきれてないので、可笑し過ぎるかと思いますorz
しかも、不完全燃焼ぎみです・・・上手く書きたかったのに無理でした;色々他ジャンルのサイトをめぐっていたら、口調が混じっていく・・・(ダメじゃん)
こんな駄目管理人で申し訳ないです。
静ちゃん凄く好きなのに。下手くそでスミマセン。


こんな調子で後一個出来るかしら・・・。
兎に角頑張ります!後ラスト一個なので。CPはもちろん、うざやさんです(笑)








誇りたまえ、君だけの・・・

=誕生日SS 静雄 編=


夕方街を歩いていたら、見知った姿とばったり出会った。
「あ」
「お、」
お互いに上がった驚きの声に、次にどちらとも無く笑った。

「今、帰りか?」
思いがけない鉢合わせに何となく離れがたくそのまま並んで歩いていたら、唐突に振って来た問い。急な出来事に見上げたまましばたかせて、十分噛み締めたゆっくりと首を振った。
「はい。」
「じゃあ、途中まで送ってやるよ。」
「え、でも忙しいんじゃあ…」
「今ちょうど手が空いたんだ。」
人の好意は素直にとっておけ。
そう言って、低い頭に手を置きゆっくり撫でる。乱雑そうに見えて優しい仕種に目元を緩め大人しく甘んじて受け入れた。


ふわりと浮かぶ心地良い浮遊感。
その優しさと共に訪れた、ふとした疑問。湧き出て来た疑問は頭を柔らかく締め付ける。

些細な事が気になりだし、溜まらずに顔を見上げる。


尋ねていいのだろうか?この空気を壊さないだろうか?
口が開きかけて、行き場を失い閉じる。


「どうした?」

どうしようかと躊躇する間もなく、口は勝手に開いた。

「幸せって、何ですか?」

放たれた言葉が余韻を残し夕闇の喧騒と混じり合う。
ざわり、雑音が二人の耳に響く。お互いに口は開かないまま時間は緩慢に過ぎていく。


「なんて」

どれくらい、そうしていたのだろうか。
沈黙を破った帝人は、へらりと笑った。

「じょーだん、ですよ。」
驚きました?とわざとらしくおどけて見せる。
ただ、隠された真実を悟られたくないだけ。気付かないで、そのまま何も無かった事にして欲しい。
そう奥底で願った。誰にでも無く、今横に居る相手に。

でも、その願いは届かずに消えた。


「冗談ていう顔じゃないな。」
そう言って、目の前にある黒い髪の毛に手を伸ばし、くしゃりと撫でた。嘘を付くもんじゃない、そう言外に含む声にはっと目を瞠る。そんな様子に苦笑して、落ち付けと頭を軽くたたいてやる。
「静雄さん?」
戸惑いを見せる声と瞳に、目を眇めた。
そして、欲する答えの欠片を、ヒントを乗せる。

「そう言うのは、それぞれじゃないか?」

真っ直ぐ見つめる瞳にくすぐったさを感じながら、口を開く。
それが、正しい答えなのか、求められた答えかどうかは分からない。だが、言わなくてはいけない気がした。

それで、少しでも手助けを出来ればと願う。


「個々によって、幸せの定義なんてもんは違う。これが自分の幸せだと思えば、それがそうだろう。」

声が、届く。

「まあ些細な喜びも幸せになったりするもんだ。一般的に纏められない、曖昧なモノなんじゃないか、幸せってもんは。」
「曖昧・・・」
俯く頭。
届けばいいと、考えを色々巡回させ、そして思案し選びとる言葉が、響かせる。

「だから、同じじゃないからって、気にする事はないんだからな。」
「え、」
「いや、こっちの気のせいだったら良いんだ。気にしてないなら、悪かったな。」
ただ、迷っている様な寂しそうな、そんな目してたから。そう思った。
苦笑交じりに言われた。

言葉が、声が出無かった。的を射た言葉に、絶句しか出来ない。じんわりと柔らかい痛みが広がる。
それは、痛いじゃなくて、嬉しい疼き。

「お前は、お前だろう。誰もお前の幸せを、誰かにとやかく言われる筋合いはねえ筈だ。」
「静雄さん・・・」
ゆるりと見上げようとしたら、逆に頭を押さえつけられる。少し乱雑な行為に、きょんとさせるばかりだった。だが。
「だから、迷う暇があるなら胸張れ。」
それは自分だけの、誇れるものだろう。
少しぶっきらぼうな声に、笑みが零れた。多分照れているのだろう、そう思うと笑みが産まれる。


「シアワセ・・・自分だけの、誇れるモノ」

言葉を反芻させる。染み込んでいく言葉が、ゆっくりと笑みを誘う。
向けられた言葉が、奥のつかえが解けていくのが分かった。

「それが、答えとは限らないけどな。」
退けられ軽くなった頭を上げると、照れを残した表情に出会った。
「でも、何となく分かった気がします。」
「そうか。」
「はい。」

気にしなくて良い。

それだけで、一気に浮上する心。現金なのも良い所だと思う。
でも、それでも、欲しかったんだ。安心したかったんだ。

「有難うございます、わざわざこんな戯言に、真意に考えて下さって。」
「お、おう。」
微笑んで御礼を述べる声に、途端に照れと羞恥が入り混じり慌てて視線を逸らし小さく呟いた。その様子が可笑しかったのか、含み笑いを返される。
怒る気が失せたのは、横目に見えた笑顔の所為だと決め込んだ。

「そういや。」
「はい?」
「誕生日だろう、今日。」
何で知ってるのか、驚きで零れ落ちる程見開かれる瞳に満足そうにほくそ笑むと、改めて向き直った。

今日と言う日に感謝と、お礼と、祝福を述べる為に。


「おめでとう、誕生日」

産まれて出会えた、今話が出来る。

それこそが、一番の幸せ。
君には分からない、幸せ。

***
意味が分からない代物にどんどんなっていく・・・orz

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