お久しぶりです。怠けててスミマセンｏｒｚ
文が全然浮かんでこずに、眠気と戦っています（おい）

この一つ前の話で、凄い間違いに今更気付いたので慌てて今日直しました。
可笑し過ぎてスミマセンでした！！眠い頭で書くのは本当危険だと思い知りました。


今回は、幽さんと帝人君の話になります。
微妙に幽→帝っぽい幽帝な感じです。
前にＵＰした誕生日の話と多少被っているかと思います。そして、幽が本当に掴みきれていない状態で可笑しくなっています。御免なさい。

短くなったのですが、少しでも楽しんで頂けると幸いです。


次の話も早目にＵＰ出来る様に頑張ります。

それは、君の為に
＝誕生日SS　幽　編＝


「幸せって何だろ？」
ポツンと呟く声が響いた。周りの喧騒に紛れる小さな音だった為聞かれていないと思っていたが、意に反し？？反応し足を止めて振り返った。
逆に慌てたのは言い出した本人だった。
「い、あー、その、ですね。」
チラリと伺うがごまかしが効かない瞳に、どうしようかと悩んだ。
ただ、何気ない疑問だった。何故沸いて来たと聞かれても分からない。隣にいる相手と何をする訳でもなくぶらりと歩いていたら、目の端にちらつく通り過ぎる談笑する他人達。それを認めていたら、唐突に浮かんだ。
ただ、それだけ。

「じょーだん、ですよ。」
気にしないで下さい。そう苦笑しながら手を振る。そして、行きましょう、そう先を促そうとした。が、逆に腕を捕られた。
「え、幽さん？」
掴まれた腕と顔を交互に見遣るが、検討が付かない。どうしたら良いのかと、上目遣いで見遣れば、漸く答えが返って来た。

「それぞれ、じゃない。」
「・・・ふへ？」
まさか、自分がした質問に対して答えが返って来るとは思わず思わず変な声を上げた。しかし、そんな事はお構いなしに淡々と続けた。
「兄弟だって違う。だから、他人だって違うのは当前。」
「静雄さんと幽さんも？」
「元々違いすぎてる。」
なるほど。確かに、見た目からしても違うな。
すっぱりと肯定した言葉に少しばかり笑いが零れた。
「確かに、性格とかも違いますよね。」
「可笑しい？」
首を傾げ見下ろす相手に、慌てて両手を振った。
「いいえ、全然！！寧ろ幽さん達らしいです。」
「そっか。」
その瞬間、ふと口元が微かに弛んだのを帝人は見逃さなかった。そして、思った。

笑うと凄く柔らかくなるんだ。ちょっと静雄さんに似ているかも。

こっそりと心中で呟き、忍び笑いをした。

風が頬を撫でていく。ざわめきの中二人で歩く時間が、心地よく感じた。
それは、答えを貰ったからなのか、それとも？


「あの。」
「？」
「今日はやけに饒舌ですね。」
「そう？」
「はい。こんなに話されるなんて思ってもみなかったので。」
こんなに会話をするのは、実は初めてじゃないかと思う。今まで偶然に会ったとしても、こちらが二、三言話をして終了が殆どだった。だから、今日の幽の様子には驚いた。

何だか、距離が縮まった様な気がした。

「でも、嬉しい。」
ふわりと華やぐ微笑みを向けた。その無意識にそそられる表情を直視した幽は、暫し固まり数秒後、ゆっくりと視線を逸らした。
そして、理由を述べるべく口を開いた。


「それは…誕生日だから。」

風に乗って運ばれた低い声が、帝人の耳を擽る。

「え？」

誰のとは言わなかった。それでも、今日と言う日が、何であるかは分かり過ぎていた。
だから、胸がドキリと高鳴った。

「おめでとう。」


その一言で、自惚れではなかったと確信した。
そして、ゆっくり差し出された手に手を重ねる為に、手を伸ばした。

笑みと共に。


＊＊＊
幽の口調が分からず偽物になってしまいましたｏｒｚ
しかも短くて申し訳ありません。

[2回]