一個人の自己満ブログサイト女性向きの為、BL・801要素が殆どです。苦手な方はご注意ください。
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取扱ジャンルは、DRRR!!/臨帝中心・帝人受けです。
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急に正帝が書きたくなったので、書きました。
5話パロやれって話ですよね;最近浮気ばっかで申し訳ないです。
そろそろ、書かなきゃと思いつつ他のジャンルにうつつを抜かしてます。
が、頑張らなきゃ。
そうそう、みかどくんの誕生日が近いんですよね。ちゃんとお祝いしたいなあ。
出来るだけ頑張ります。
そして今気付いたのですが。自分が嵌っているジャンルの中で、21日って日付の誕生日のキャラが結構いた事に驚きました(笑)
この話は、正帝というよりは、激しく正→帝な話になっています。
友達以上恋人未満な感じです。紀田君が何だかヘタレてます。題名には特に深い意味は無いです。
ああ、不意にホリックが再熱してきたorz(違う)
そして、片目だけ何故か痛いです・・・。
色々失礼しました!!
5話パロやれって話ですよね;最近浮気ばっかで申し訳ないです。
そろそろ、書かなきゃと思いつつ他のジャンルにうつつを抜かしてます。
が、頑張らなきゃ。
そうそう、みかどくんの誕生日が近いんですよね。ちゃんとお祝いしたいなあ。
出来るだけ頑張ります。
そして今気付いたのですが。自分が嵌っているジャンルの中で、21日って日付の誕生日のキャラが結構いた事に驚きました(笑)
この話は、正帝というよりは、激しく正→帝な話になっています。
友達以上恋人未満な感じです。紀田君が何だかヘタレてます。題名には特に深い意味は無いです。
ああ、不意にホリックが再熱してきたorz(違う)
そして、片目だけ何故か痛いです・・・。
色々失礼しました!!
リリック・リリシズム モーメント
至って普通な日常の一コマ。退屈な授業から解放され、後は放課後ライフを堪能しようと帰ろうとした矢先、ふと彼の頭の中にある考えが掠めて行った。その考えに名案だとばかりに、だがしかし、何気ない素振りで話を切り出した。
「なあ、帝人。」
「何?」
横に居る人物はか首を傾げ先を促す。
「久々に、遊びに来るか?」
何を言われたのか理解できず、目を数度瞬かせていたが、言葉を噛み砕けた後改めて驚きの表情をした。
「え、良いの?」
「良いって。昔は気兼ねなく遊びに来ていただろう?」
「でも・・・」
それでも言って良いのかと躊躇する帝人の背中をバシンと、強く叩き人好きのする笑みを浮かべた。
「最近立て込んでいたからさ、中々満足に話出来なかっただろう?」
「確かに・・・そうだね。」
「だからさ、俺ん家でゆっくり話そうじゃないか、マイフレンド。」
「はは・・・。」
最後に聞いた台詞は余計だと苦笑いに含ませた。でもその気遣いが嬉しかったので、有難く誘いを受け取った。
「うん、そうだね。じゃあ、お邪魔させてもらおっかな。」
「久々に、昔話に花を咲かせようじゃないかー。」
「大げさだなあ、紀田君って。」
苦笑する帝人に、良いじゃないかと上機嫌に歩く紀田。後ろからゆっくりと付いて来る姿を目の端に捉え、眇める目。
邪魔が入らずに二人で話をしたかったのは、本音。
それが、言えないから言葉で誤魔化している。情けない事だけどさ。
ともかく、当初の目論見に見事成功を収めた紀田は帝人を自分の部屋へと誘い入れた。初めは帝人も緊張の色を隠せなかったが、二人という状況下から懐かしさも手伝って打ち解けていった。
二人は何をやる訳でもなく、話をしたり、手持ちのゲームやったりして、そろそろ各自に出された宿題に取りかかり始め、静寂になって数十分。
不意にお腹が空いたと思い立ち、帝人に断りを入れコンビニに買物に出た。本当は帝人も、頼ってばかりでは申し訳ないと一緒に出るという申し出を丁重にお断りして、留守番を頼んだ。
適当に見繕って買物を済ませ、慣れた手付きで鍵を開けた。
あ、帝人が居るから出て貰えば良かったかも。
今更ながら思い出したが、既に鍵は開いた。苦笑いを浮かべながらもノブを回し靴を脱ぐと部屋へと入ろうとして、固まった。
目の前に広がる光景に、絶句した。
それは、数十分前まで宿題をしていた筈の帝人が、いつの間にか前もって敷いていた布団の上ですやすやと眠りこけていた。
机は、終わったのだろう、丁寧に片付けられていた。
きっと待ちくたびれたんだと思う。慣れない環境もあって、知らず疲れが溜まっていたのかもしれない。
小さい頃の相手を思い出し、苦笑。
「でも、だからってなあ・・・。」
良く平気で、他人の部屋で寝れるよなあ。
まあ、それだけ俺を信用してくれているってことなんだけどさ。
小さく丸まっている相手へと歩み寄り、横へと腰を下ろした。カサリとビニール袋の音が鳴る。
「おおーい、帝人君?」
ご飯買って来たぞ。
肩を強く揺すってみたが、身動ぎをしただけでまた夢の中に戻ってしまった。
「ぐっすりだなあ、おい。」
自分とは違い、幼さが残す寝顔に苦笑半分、笑みが半分。
無意識の内に伸ばした指が前髪を触る。さらりとした触り心地に、気を良くして何度も撫でる。
指の動きに、ふにゃりと寝顔が柔らかくなる。
全く、こっちの気も知らないで。ぐっすり寝やがって。
何をしても、文句言えないぞ?分かってるのか?
「おおーい、襲っちゃうぞー。」
屈んで耳元に吹きかける。戯れの様で、本気の言葉。
向けられる言葉は、静まり返った部屋を木霊する。
「・・・本当に、襲うぞ?」
知らないぞ、本当、今の内だぞ、止められるのは。
なんて、反論も反応も何も無い事を知っててわざとやっている自分は、確信犯で、最低で。
でも、今しか
この時でしか出来ない。
「・・・みかど」
近付く影。
スキダ
吐息が掛かる距離で、囁いて。
微かに開いた唇に
触れ合う。
ガタン、ビニール袋の中にあるモノが崩れる音が響いた。
長い様で、短い時間が過ぎる。
「はああああ、俺ってば何やってるんだか。」
離れて、自分のやった罪の大きさに大げさ過ぎる程の溜息を付いた。
つか、お前も起きなかったんだから、連帯責任だ等と八つ当たりじみた事を愚痴りながら、寝ている相手を見遣る。
悩んでいる紀田を余所に、夢の中に居る帝人に、恨みがましくなる。幸せそうな寝顔に、やがて小さく笑みを刻んだ。
何も知らなくても良い。ただ。
コイツは俺が護って見せる。絶対。
それだけは、譲れない。
「お休み、純情なお姫様。 」
掛け布団を掛けてやりながら、最後にと額へと優しいキスを落とした。
***
紀田君がヘタレた・・・しかも、誰だよって感じになっちゃいました;
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